百日咳

百日咳とは

 百日咳とは、主にグラム陰性桿菌の百日咳菌による呼吸器感染症の一種。
発症機序は未解明で、特有の痙攣性の咳発作を特徴とする急性気道感染症。世界的に存在している感染症で予防接種を受けていない人々の間で、地域的な流行が3 - 5年毎に起きる。一年を通じて発生が見られるが、春が多い。

 WHOの発表では、世界の患者数は年間2,000 - 4,000 万人で、死亡率は1 - 2%、死亡数は約20 - 40万人とされている。約90%は発展途上国の小児。ワクチン接種による免疫の持続期間は約4 - 12年間。

症状

 この病気は約6週間続き、初期は軽い風邪症候群のような症状のカタル期、中期は重い咳の発作が起こる痙咳期、回復期の3段階。咳発作は夜間が起こりやすく、24時間で平均15回程度。発作時には嘔吐、チアノーゼ、無呼吸、顔面紅潮・眼瞼浮腫、結膜充血の症状が見られ、尿失禁、肋骨骨折、失神も見られる。発作による体力消耗は激しく、不眠や脱水、栄養不良等が著しい場合は入院治療が必要。