髄膜炎とは
髄膜炎とは、脳の髄膜下腔に主に軟膜に炎症が生じた状態。脳膜炎、脳脊髄膜炎とも。
症状
発熱、頭痛、意識障害、髄膜刺激症状が認められ、悪心・嘔吐も生じ、時にはまひも起こす。ケルニッヒ徴候、羞明、眼球の圧痛などもみられることがある。
治療
細菌、真菌、結核菌による髄膜炎では、速やかに強力な抗菌療法を開始しなければならない。
小児の細菌性髄膜炎では、難聴を予防するためにステロイド薬のデキサメサゾンを併用することもある。頭蓋内圧亢進症状が強い場合や、意識障害が見られる場合には、グリセリンやマンニトールなど多糖類の投与で脳浮腫の改善を図る。
一方、ウイルス性の髄膜炎は自然軽快傾向を持つため、疾患自体に対する治療は不要であるし、不可能である。嘔吐に対しては絶飲食と輸液、頭痛に対しては鎮痛薬の投与、発熱に対しては解熱剤の投与といった対症療法で苦痛の緩和を図る。